【 こんな症例も治ります シリーズ 225 】 蛋白漏出性腸症 も的確な診断と治療でコントロールします。

 

 

 

 

参照サイト:

https://goo.gl/Nfupxv

 

 

犬 11歳齢メス 避妊手術済

【 健康診断の超音波で、偶然腹水が認められたワンちゃん 】です。


■ 特に下痢をしたり吐いたりといった症状は何も認められていなかったため、飼い主さんもビックリされておられました。

■ 血液検査を実施すると、アルブミンという、血液中の蛋白の値が非常に低い値となっていました。

■ その他、画像診断や尿検査では明らかな異常は認められなかっため、内視鏡検査を実施することとしました。

■ その結果、炎症性腸疾患(IBD)という病気でリンパ管拡張症となり、腸管から蛋白質が漏れ出てしまっていたことがわかりました。


★ その後、すぐに食事療法、内服薬で治療を開始し、現在は順調に回復しています。

■ 健康診断で見つかったから良かったものの、もしこの状態がずっと放置されていたら命に関わる状態になっていてもおかしくありませんでした。


■ 改めて【 健康診断の重要性を認識した症例でした。


医師 桃崎 昂

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